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空を仰げば、太陽は真上にあった。眩しさに目を強く瞑り、なおも太陽を見ようとする。
「昼だね。…こんなに探しているのに2人はどこにいるのかな?」
並んで歩けるほどの道を歩いていくのはラフメーカーのメンバー。
やがてクモマは空を見るのをやめると今度は前を向きなおした。
視界に入るのは土色と緑色と空色だけだ。
人影はあれ以来見ていない。
「トーフとチョコはすぐに見つけることが出来たのによー。どうしてあの2人だけは見つからないんだ?」
「どっかに隠れとるんか?」
サコツが口先を尖らせている横でトーフが顎に手を当て考える。
トーフの意見にクモマが「それは一理あるね」と答えたが、その後に前言を覆す接続詞をつけた。
「だけど、さっきから一つも建物が見当たらないんだけど」
実はここまで歩いてきて一度も家とは遭遇していない。会うもの会うものそれは木。
困ったねと言い合っているとき、視界にあるものが入ってきた。
「…あれって…」
クモマの視界にあったものは、木であったが単体ではなかった。
たくさんの木が密集しているのだ。そう、これは森だ。
森の存在に、クモマはまさか…と喜びと不安が混ざった汗をかいた。
「ねえ、もしかしたら2人のうちのどちらかが森に関係する物語の世界に入っているかもしれないよ」
突然現れた森の存在は、それはとても不思議なもの。今までは単体でしかなかった木が突然密集したのだから。
きっとこの森は何かに関係しているのだと思い、鬼ヶ島に行く前にこの森の中に入ることにした。
森を目前に、チョコが肩を震わす。
「…何か不気味な森……」
怖がっているチョコを宥めるのはサコツだ。
「大丈夫だって!おとぎ話の世界なんだし危険な奴は出ないってよー」
「…う、うん…」
「ほな、行くか。…あ、そや」
あと一歩で森の中に侵入、というところでトーフが何かを閃いたらしくメンバーの動きを止めた。
窺ってくるメンバーに向けてトーフは言う。その目は誠に真剣だった。
「誰か、キュウリかアフロ、持ってへんか?」
「ゴメンね。持っていないよ」
「俺も持ってないぜ」
「ゴメンね〜!私も持ってない〜!」
「……そか、ならええわ」
行方知らずの2人が好物とするキュウリとアフロがあれば楽に見つけることが出来るのだけど、残念なことに誰も持っていなかった。
仕方ないが地道に探そうということで、メンバーは残りの二人を探すためにこの森に足を踏み入れるのであった。
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森は木々によって世界の唯一の光である太陽を遮ってしまうため、薄暗い場所である。
その中にポツリとあるお菓子の家。
「おい、どこへ行くんだ?」
お菓子の家の中にいるのはソングとブチョウ。
クッキーのイスに座っていた2人であるが、突然ブチョウが立ち上がったので気になってソングが訊ねたのだ。
ソングに背を向けたブチョウが質問に答える。
「希望を探しに行くわ」
「勝手に行ってろ?!」
勢いで頭を抱え込むソングに言われたとおりブチョウは勝手に行ってしまった。
ドアを開けて外に出て行くので驚いたが、ソングは止めなかった。面倒だからだろう。
クラッカーで出来ているドアがパタンと閉まるとその場はソングだけの空気へと変わる。
家の中で1人になり、やっと静かになったと安堵のため息をここで十分に吐いた。
「それにしても他の奴らは本当にどこに行ってしまったんだ?」
誰も答えないとわかっているのだが、ずっと気にしている疑問なのでつい口に出してしまった。
独り言を言うのも恥ずかしいため、頭の中で考えることにした。
あいつに話してもきっとまじめに答えてくれないから、ここは俺1人で解決するか。
キャンディのテーブルに肘をつき、体勢を崩した。
まず、この村はおとぎ話で全てが成立している。
しかし一つの話に留まらず、いくつかの物語があちこちで繰り広げられているようだ。
現に俺が『白雪姫』で白ハトが『ヘンデルとグレーテル』の世界のある人物になっているのがいい例だ。
……ってか何で俺が女の役なんだ?
目線を自分の足へと持っていき、ドレスが目に入ったところでまた深くため息をつく。
それから目線をテーブルに戻す。
この様子から、きっと他の連中も何かの物語に関わる役になっている。
だからすぐに物語から抜け出すことが出来ないはずだ。
俺は偶然にも『白雪姫』のあるシーンで森へ逃げるときに道を誤ったらしく
このように『ヘンデルとグレーテル』の世界へと入ってしまい『白雪姫』から避けることが出来た。
しかしあいつらはどうだ。もしかしたら逃げれなくなっているかもしれない。
とにかくいい加減ここから離れないといつまでたってもこのままだ。
話が進まないし、他の連中とも会えない可能性は高い。
だから一刻も早く出なくては。
そう決断した刹那、トントンとノックの音が飛び込んできた。
ずっと考え事をしていたため、突然の音には敏感に反応して肩がビクッと上がる。
そしてその正体がノックの音だと気づくとソングはゆっくりと表情を顰めた。
「誰だ?」
ブチョウかと思ったが、ブチョウであればノックなんかするはずがない。
この家の主はブチョウであるし、何よりブチョウはノックをするほど礼儀正しくないし尋常でない人だ。
だから外からノックをしている人物はブチョウでないことはソングでも分かった。
しかし誰なのかがわからない。
「…………」
気になって、席を立ちドア前まで歩く。その間にもノック音は続いた。
やがてドアノブに手を伸ばして、捻った。
すると
「お嬢さん、このリンゴはいらんかね」
ブチョウとはまた違ったローブを着たおばあさんが立っていたのだ。
そしてこのシーンをソングは見たことがあった。
「………継母か?」
てっきり『白雪姫』の世界から抜け出したと思っていたのだがこの様子を見ても分かる。
まだ完全には抜け出していなかったようだ。
このおばあさんは白雪姫…いや、銀星姫を暗殺しようとしていた継母だ。
台詞でピンと来たのだ。こいつは間違いない、継母だ。
しかしリンゴ売りのおばあさんは首を振って否定した。
「継母とは何のことじゃ?それはいいとして、ほら、リンゴを食べてごらんなさいよ」
「断る」
ソングのツッコミを軽く流したリンゴ売りのおばあさんこと継母であったが、ソングもすぐには引き下がらなかった。
「何でじゃ?リンゴ食べてほしいんじゃ」
「そのリンゴには毒が盛ってあるだろ。騙そうと思っても無駄だ」
「………」
より詳しくリンゴを食べない理由を吐いたソングに、継母は黙り込む、いや
「…それならば………」
魔女そのものの表情を作り
「この手で暗殺しようか!!」
ソングへと襲い掛かってきたのだ。
「…………」
継母の影によって黒くなるソングは、影を利用してこっそりと不敵な笑みを溢していた。
+ + +
「ブチョウーソングー」
「おーい!アフロとキュウリの盛り合わせあるから出てきてくれよー!」
同じ森の中、全ては静かな地帯であるのにここだけが騒がしかった。
残りの仲間を探しているメンバーが大声を張っているからだ。
しかし誰も出てこないし、先ほどから場の色はずっと同じで緑。
何だか同じところをグルグルと廻っているようにも感じ取れる。
「この森の中にはいないのかな…」
「えええーそしたらどこにいるっていうのよー。この森が一番怪しいんだから頑張って探そうよ!」
「だけどよー。ずっとここにいたら俺らが道に迷いそうだぜ!」
「いったん引き下がった方かいいかな」
「ダメよー!頑張って探そう!」
「だけどよー…」
意見が二つに分かれている背景では、トーフが1人真剣な眼で辺りを凝視していた。
"笑い"を見極めているのだ。
しかしこの村の世界が尋常ではないため頭がこんがらがっているのか、容易に"笑い"を見極めることが出来ずにいた。
金色の目を光らせて辺りを見渡すことしか出来なかった。
と、そのとき、トーフの目に反射するものがあった。
「あ」
軽く声を上げてから、トーフは騒ぎに集中して目的を忘れているメンバーに声を掛ける。
チョコに「すまん」と謝って。
「申し訳ないんやけど、外に出てしもうたようやわ」
金色の目に反射したものは、空の色と太陽の色に照らされ青にも黄色にも見える海。
森から出るとそこは海だった。
森から抜け出してしまい、チョコは思わず頭を垂らした。
「何だー。外に出ちゃったのー」
「すげー!海だぜ海ー!」
思ってもいなかった海の登場に突っ走るサコツとクモマ、そしてガックシしているチョコの腕を引いてトーフが行く。
森から抜け出し、足元には白い砂浜。ここは海だ。
思わずテンションが上がる。
だがその喜びもつかの間。
すぐに気分が冷めてしまった。
「…あ」
白い砂浜で見たものは、複数の子どもたち。一点に固まってあるものを取り囲んでいるように見える。
いや、実際に取り囲んでいるのだ。ひっくり返っているカメを取り囲んでいるのだ。
そのカメを見て思い当たるものがあったのはチョコだ。
カメが子どもたちに突付かれて虐められているのに気づくとトーフの手を振り払って真っ先に突っ走っていった。
そして叫ぶ。
「かめさんを虐めちゃダメー!!」
実はこのカメ、ウサギであるチョコと丘の頂上まで競争していたカメであったのだ。
丘の緩やかな斜面に転がってしまったカメは驚いたことにここまでやってきてしまったらしい。
ただでさえのろまで可哀想なかめさんを虐めるとは、とチョコは憤慨だ。
チョコの悲鳴と姿を見て、カメも気づいた。
「あ、うさぎさん」
「かめさん大丈夫?こらこら!ガキは向こう行っちゃって!」
しっしと追い払うと子どもたちはブーブーいいながら引き下がっていった。
ふと安心するチョコであったが、1人だけ動かない影の存在に気づいた。その影はいつまでもカメを突付いて虐めている。
そんな影を見て、チョコはまた悲鳴を上げた。
「姐御ー!」
カメをいつまでも虐めている影の正体はブチョウだった。
やがてこの場にやってこれたメンバーも、ブチョウの登場に唖然とし、それから喜ぶ。
「あ、ブチョウじゃないか。見つかったよかったよ」
「ブチョウ!お前何してんだよ!カメ虐めてんのかー!」
「あら、皆。いいところに来たわね。皆でこのカメを虐めるわよ」
「姐御姐御!弱い者虐めはよくないよ!」
ハトの姿でカメを突付いているブチョウを何とかして止めたメンバーは、可哀想なカメを助けてやった。
ラフメーカーが5人となり1人増えたという喜びで表情がほつれる。
「まさかブチョウがカメを虐めているとは驚いたよ」
「ホンマやな。ほなブチョウは『浦島太郎』の世界に入っとったんか?」
トーフの質問にブチョウは首を振った。
「私は『3匹のこぶた』よ。お菓子の家で墨汁を作っていたのよ」
「いや!お菓子の家は『ヘンデルとグレーテル』じゃないかい?」
「ってか墨汁作ってたの?!『ヘンデルとグレーテル』でも墨汁は関係ないよ!?」
「んじゃよー何でここでカメ虐めていたんだ?」
『ヘンデルとグレーテル』のお菓子の家で墨汁を作っていたのならば外に出てカメを虐める行為にまで結びつかないはずだ。
ブチョウは答えた。
「希望を探しに行ってたのよ。そしたらカメが虐められていたから参戦したのよ」
「参戦しちゃダメだろう?!」
「ってか希望を探しに行った意味も分からない!」
「ほなブチョウ。お菓子の家の中には今誰もおらんと言うことか?」
家を空けていていいのか?という意味でのトーフの問いであったが、ここでブチョウはあいつの存在を思い出した。
ポンと手のひらを打って、場の空気を引き締める。
「そういえば家の中に凡を置き忘れていたわ」
ブチョウのその言葉に、一瞬、間があった。
しかしすぐに喜びの絶叫へと変わった。
「ええ!ソングも一緒にいたのかい?!」
「何だよー!ならもう全員が集まったも同然だぜ!」
「よかったー!もう探し回らなくてもいいのね!」
「ほな、お菓子の家まで連れてってくれやブチョウ!」
お菓子の家にソングがいるならば迎えに行かなければならない。
そういうことでブチョウを促すメンバーであったがブチョウは首を振って否定していた。
「残念なことに、実はどうやってここまで来たのか覚えていないのよね。やっぱりでんぐり返ししながら希望を探すんじゃなかったわ」
「難しいことに挑戦したねブチョウ!」
「マジでかよー!せっかく全員がそろうチャンスだったのにお菓子の家まで行けねえのかぁ?」
「困ったわぁ。ブチョウが分からないんならワイらにも分かるはずないやんけ」
「どうしよー…」
「あの、すみません」
全員が頭を抱えて唸っているとき、足元から声が聞こえてきた。
ブチョウに突付かれていたカメだ。カメはクモマに向けて声を掛けている。
「何だい?」
「あなた、桃太郎だよね?」
「いや、僕は短足太郎だけど」
「クモマ!悲しいこと言うのはもうやめちゃえよ!」
うなだれそうになっているクモマであるが、彼は一応『桃太郎』だ。
するとカメは情報を持ってきた。
「実はぼく、鬼ヶ島へ行く道のりを知っているんだ」
「あ、そうなの?」
だけど今自分らが向かいたい場所は鬼ヶ島ではなくお菓子の家だ。
そう思っているとカメはもう一言情報を付け加えた。
「その鬼ヶ島っていうのがお菓子の家なんだよ」
「え?」
何と驚いた。
あまりにも矛盾している回答が待ち構えているとは思ってもいなかったから。
まさか鬼ヶ島がお菓子の家だとは。
と、すると。
「鬼ヶ島がお菓子の家というならブチョウが鬼ってこと?」
この村の世界はいろいろと矛盾しているようだ。
現に、一つの家庭に桃から生まれた子と竹から生まれた子がやってきている時点で矛盾が生じている。
ならばこのような結果も実は目に見えていたものでもあった。
そういうことでメンバーは、カメを信じて、鬼ヶ島でもあるお菓子の家へと向かうのであった。
+ +
ゆっくりとした歩みをしているカメの後をついていきながら、やがてメンバーは無事にお菓子の家に着くことが出来た。
カメの話が真実であったため、お礼を言って別れを告げる。
ほのかに香るお菓子の匂いに誘われてチョコが歩み寄り、メンバーも近寄る。
「本当にお菓子の家についたね」
「でもよーよかったじゃねえか!鬼ヶ島って言ったら鬼がいるかと思ってヒヤヒヤしたけどよー。実際にはお菓子の家だったんだから」
「しかもその主がブチョウやからな。もう心配することはあらへん」
「それじゃーソングと合流したらすぐさまこの村から出ようよ!」
チョコが提案すると、トーフが鋭く首を突っ込んできた。
「まだダメや。この村の"ハナ"を消さなあかん」
トーフに言われて、このときやっと"ハナ"の存在を思い出した。
全員の顔が喜びから苦い表情へと変わる。
「そっか、"ハナ"のことすっかり忘れてたぜ」
「ホントホント。でも、この村がこんなにも矛盾している理由は"ハナ"にあるかもね!」
「ワイもそう思う。せやから"ハナ"をちゃんと消そうな?」
念を押されて全員が「はい」と思わず敬語で答えた。
ブチョウに「墨汁の出来を見せてあげたいから早くきなさい」と言われ、駆け足でお菓子の家のドア目前まで迫り寄る。
そしてチョコがドアノブを捻ろうとしたときだった。
ブチョウから注意が飛んできたのだ。
「待ちなさい!…何か妙なものを感じるわ」
何気にいろいろと敏感なブチョウは、誰よりも早くこの家の異常さに気づくことが出来た。
意味が分からず首を傾げるメンバーであったが、その中でトーフも何かを察したようだ。目を鋭くする。
「………何や、この"殺気"は……」
敏感な2人が表情を厳しくしているため残りのメンバーは動くことが出来なかった。
やがてブチョウが先頭になり、ドアノブを捻る。
この中にはソングがいるはずなのだが。
キイ、とクラッカーのドアが開く。
すると生臭い匂いが漂ってきた。そして見える、異常なもの。
「「……………!!」」
ドアを完全に開くと全員が絶句していた。
ドアの先に待ち構えていたものは、緑まみれの世界だったのだ。
その中央に立っている者は、不気味に輝く銀色の髪色を放つ人物
「ソング…」
柔い色をしていたソングのドレスは今では緑一色だった。
しかしその中でも銀色だけは汚れ一つなく元の色を保っている。
名を呼ばれて緑まみれのソングはこちらを振り向いた。
その顔はきっと鋭いものだろうと思ったが、意外にもいつものソングの表情であった。目の辺りを顰めていかにも呆れたと呟いていそうな顔。
「……お前ら、遅えんだよ」
「…………」
「お前らが遅いから、先に倒したぞ、魔物」
「…………………」
言われて気づいた。ソングの足元には、変わり果てた魔物の姿があったのだ。
なるほど、こいつの血の色が緑だから今ソングが緑色になっているのか。
相手が魔物ならば何も文句が言えないメンバー、誰かが口を開くのを待ちあっている。
そのためまた嫌な沈黙がおり、それが嫌だったソングは血まみれの体を拭き取るために、ヒクヒクと微かに動いている魔物の喉もとに目掛けて、手に持っていた包丁を突き刺し、全てを掻き消した。
魔物が消滅すると部屋にまみれていた血も消え、ソングのドレスも元の色を取り戻す。
「何ポケッとしてんだ」
「い、いや…」
何と言えばいいのか、言葉が出なかった。
するとトーフが口を開いた。
「ソング、あんた何したん?」
質問にソングは素っ気なく返す。
「リンゴ売りに化けていた継母が魔物だと気づいて始末しただけだ」
と、ここで思い出す。
「このリンゴ、実は"ハナ"のようだ。妙な"気"…"笑い"というのか、それを感じるから」
「そ、そか。ほなら助かったわ。これでわざわざ"ハナ"を探しに行かなくてもすむわ」
いろいろと尋ねてみたいことがあったが、どうも喉から声として出すことが出来なかった。
お前、このやり方はいくらなんでも残酷すぎるのではないかと注意もしたかったし、
前々から思っていたことでソングって喧嘩にすごい強いよねと褒めたい気持ちもある。
ソングは戦いに関しては誰にも負けないぐらいの強さがあるのだ。
いつも気を緩めがちだから怪我をしたりするだけでマジメに戦わせたら本当に強い。
今回がいい例だ。ソングを一人にしたら、奴は手加減というものを知らないのかグチャグチャにするまで相手を苦しませる。
戦いというものには躊躇というものは持ってはいけない。ソングには躊躇って言うものがない。だから強いのだ。
ソングから"ハナ"であるリンゴを受け取るとトーフは早速ひょうたんから笑いの雫を一滴落とし、この村の"ハナ"を消した。
すると予想とおり、この世界が矛盾していた原因は"ハナ"にあったようで、村全体が一つおとぎ話の世界へと塗り替えられていった。
それが何の物語だったのか知らないが、メンバーはとにかく元の姿に戻りたくて、一目散に村の外に出て行ったのであった。
めでたしめでたし。
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ソングの強さの秘訣(?)は一体どこにあるのか。
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