漆黒の空から白い花びらが降ってきた。
この大陸にはこのように雪は降らないものだが、年に一度だけそれが舞い踊るときがある。

そうか、今日はその日なのか…。



a-s-f クリスマス企画  「幸せを運ぶ黒い者たち」 (ヤクル+ラフメ)




冷たい空気に頬を撫でられ、冬の夜の寒さに凍えるレオは目の辺りを強く顰めた。


「何で僕がこんなことしないといけないんだ?」


先ほどから風が強い。
向かい風がレオの黒い髪を後ろへ押して、顔をむき出しにしている。
ただでさえ空という世界は冷たいのに、それを結構な速さで駆けているのだからレオが寒そうに体を震わせている意味も分かる。


「はっはっは!そう冷たく言うなって!せっかくのチャンスだ楽しめよ!」


レオが座っている箱は狭く、前の者が陽気に笑うと振動が伝わるほどだ。
しかも奴…イナゴは黒いマントで身を纏っているためレオの座るスペースをより奪っている。


「お前1人で楽しめよ。僕はぬくぬくと寝たかったのに」

「猫のような発言はもうやめろよ。今日はせっかくのクリスマスなんだぞ!クリスマスでしか出来ないこのイベント、楽しんじゃおう!な!」

『そうでヤンスよ。もうそろそろ最初のターゲットの家に着くでヤンスよ』


レオたちがなぜ空を飛ぶ箱…そりに乗っているのか。
それは今から数分前のこと。
イナゴが突然こんなことを言い出したのがきっかけだった……。


。 。


「夜遊びしたい」

「『………………は?』」

「どうした?現実が嫌になったのか?」

「違う違う。別に不良になりたいって言ってるわけじゃない」

『そしたらどうしたでヤンスか?』

「ああ、実はさ、今日が何の日か思い出したんだ」

「ん?今日は何かイベントのある日だった?」

『……あぁ、そうでヤンスか。今日はクリスマスイヴでヤンスね』

「クリスマスイヴ?」

「お?レオったらイヴのことも知らないのか?微妙に常識を知らないよなお前は」

「仕方ないだろ?僕は黒猫なんだから。そもそもお前のせいで僕は嫌いな人間の姿になってしまったんだ…!」

『まあまあ落ち着くでヤンスよレオ。それでイナゴ、あんたは一体何をたくらんでいるでヤンスか?』

「はっはっは!実はな、オレ『サンタ』になりたいんだ!」


「は?」


「"お前馬鹿じゃない?"って思っているような目で見てくるなよ」

「本当にそう思って見ているんだけど」

『ちょっとイナゴ!あんた何考えているでヤンスか!サンタなんていない存在でヤンスよ!』

「何言ってるんだよダンちゃん。この世界にはいないかもしれないけど、向こうの世界にはいるじゃんか」

「え?向こうの世界?」

『あ、そうだったでヤンスね。向こうの世界ならサンタはいるでヤンスね』

「ちょ、ちょっと!向こうの世界って何だよ!」

「向こうの世界、つまり…」


。 。 。



「久々の故郷だなー!レオたちが住んでいる世界と違って空気が澄んでいるし気持ちがいいな!」


今、レオたちがいるところは、イナゴが嫌になって抜け出してきた異世界であった。
あの後イナゴが指をパチンと鳴らすと、3人は異世界へと飛んでいた。

こちらの世界も丁度クリスマスの期間のようで、あちこちにサンタが空飛ぶそりに乗っていた。
現実世界の生物であるレオにとってはサンタの存在自体が珍しいものなのに、この異世界ではサンタはこの通り実在している。
イナゴ曰く「この時期でないとサンタはいないんだ。だからこの世界でもサンタが実在していることを知ってる人物は数少ないんだ」そうだ。

暗闇の空をサンタのそりがあちこちで飛行している中イナゴが目の前を飛んできたそりをとっ捕まえて占領する。
寒がっていたレオにはそのサンタが着ていた厚手の赤いコートを着させてやり、3人は空の世界へいざ出発。
サンタが持っていた地図と子どもリストの紙もかっぱらってきたので、あとは大きな白い袋の中に入っているプレゼントを子どもたちに配るため、コートも剥ぎ取られ気を失っているサンタの代わりにイナゴたちが飛んでいくのであった。

自分の夢が叶うということでイナゴは先ほどからウキウキと心弾んでいた。


「よっし、最初の家はこの辺りだな!空飛ぶトナカイたち、最初の任務ご苦労さん」


そりを引くトナカイ3匹を煽てると、サンタの3人は最初のターゲットの家に忍び込むのであった。

煙突から入る勇気がなかったため、イナゴの指パッチンにより自動的にターゲットの子どもの部屋へ侵入。
こいつの魔術はこういうときに何気に便利だ。

子どもは体を丸めて布団にもぐっているのだろう。膨れた布団が盛ってあるベットが部屋の隅っこにあった。
子どもが起きないようにそっと抜き足差し足で進んでいく3人。
やがてベットの元までやってきた、そのときであった。


「来たわね。あんたがサンタって奴ね」


いつの間に背後にいたのだろうか、子どもが仁王立ちで立っていたのだ。
しかし布団の膨らみ加減は先ほどと変わっていない。とすると、この中にいるものは一体何だ。


「噂で聞いてたサンタはまん丸体でもじゃもじゃしているムサイ男だと聞いて興奮していたのに、あんたを見る限りそれは違ったようね。騙されたわ」


歌うように滑らかな声はこの子どもが流しているもの。しかし言っている言葉は声とは全く合っていないものだった。
そして子どもは仁王立ちをしたまま固まってしまっている3人に向けて偉そうに言う。


「まあサンタは貴重価値あるから捕まえても損はないわね」

「な、何を…」

「出てきなさい、クマさん!」


イナゴが引きつった表情のまま訊ねようとしたのだが子どもの方が行動が早かった。
凛と流れた子どもの声によって呼び出されたものはクマさんと言うもので、そいつは膨らんでいた布団から現れた。
その場は無言の絶叫の渦に巻き込まれる。

クマさんは見るからにクマには見えない物体であったのだ。


「『「キモー!!」』」

「あんなのクマじゃない!胴体がなくて顔から手が生えているなんて動物でもなんでもない!キモイ物体だ!」

『何でヤンスか?!クマじゃなければこいつは一体何でヤンス?!』

『ハローベイビー。キミたちにハートを届けに来たよベイビー』

「何これ!キザっぽい口調でよりキモイ!!」

『うわ!目があってしまったでヤンス!し、死んだふりするでヤンス!』

「…なるほど、召喚獣か。珍しいものを使う子もいるんだな」


絶叫しているレオとタンポポとは裏腹にイナゴは関心の目を向けていた。
しかしその行動は裏目に出てしまった。全く逃げる体勢を作っていなかったイナゴは召喚獣のクマさんに襲われていた。


「うわ!イナゴがキモイ物体の下敷きになっている?!」

『イナゴ大丈夫でヤンスかー?』

「ふ、勝負あったわね」


勝ち誇った表情で仁王立ちをしている子どもに目線を移したとき、下のほうから笑い声が飛んできた。


「はっはっは。オレが召喚獣如きにやられると思っているのか?」


それはイナゴだった。イナゴが倒された身を起こしながら笑っているのだ。
気づけば何だかムサイ空気もなくなっている気もする。


「勝手ながら、あの召喚獣は子どもの影響に悪いと判断し、元の世界に返したよ」


イナゴお得意の指パッチン魔術により召喚獣は消されたようだ。
その場には変な物体はいなくなり、代わりに黒い霧のようなものが舞っている。クマさんを消したときに生じたものだろう。

レオがイナゴの実力に驚き心底から安堵している背景では、タンポポが「さすがエリートでヤンスね!」と褒め称え、子どもは舌を打っていた。


「あんた、何てことしてくれるのよ。クマさんは私の愛人なのよ。勝手に消しやがって…!」

「あれが愛人でいいの?!」

「はっはっは。怒らないでくれよ。代わりに、ほら、プレゼントを持ってきたんだ。受け取ってくれよ」


乱れた空気を穏やかにするイナゴは、プレゼントが入っている白い袋の中に手を突っ込んでからあるものを子どもに渡した。
それまでは獲物を狙った目つきをしていた子どもであったがプレゼントを受け取った瞬間、本当の子供の目になる。
輝いた目をした子どもに向けてイナゴが言った。


「勝手ながらお前の心を読ませてもらったよ。これが欲しいと願っていたから叶えてあげた」

「…あんた、なかなかいい仕事してるわね。見下したわ」

「それを言うなら"見直した"だろ?」


レオが指摘しているとき、イナゴがまた指を重ねる。
プレゼントを受け取った子どもと向き合うように3人は立ち並んでから次の瞬間、音を鳴らした。
するとその場にはサンタという3人は消えていた。


「………いい感じじゃないの。このアフロ」


アフロのカツラを手に入れた子どもはニヤニヤ笑いながら先ほどクマさんがもぐっていた布団の中に身を沈めるのであった。


。 。


この世界にはレオたちが住んでいる世界と違って魔術というものが当たり前のように存在している世界だ。
だからオレも魔術を使えるし、さっきの子どもも召喚魔法というものを使える。
しかしこの世界でも召喚魔法を使えるものは少ないから、今日は本当にいいものを見させてもらった。ヤッホーイ!
とイナゴは笑みを漏らしながらレオに教えた。


『それにしても最初からあんな感じの子と会ってしまうとはイナゴはくじ運が悪いでヤンスね』

「いいじゃんか。貴重な魔法を見れたんだぞ。変なもの召喚していたけど面白かったじゃん。オレは満足してるんだけどな」

「それはお前だけだろ?…次は熟睡している子と会いたいな…」

『大抵の子は眠ってると思うでヤンスよ。あの子だけがたまたま起きていたでヤンス』

「召喚魔法か…今度、召喚魔法について勉強していろいろと学ぼう!」

「…どうしたの?このオレンジバカは」

『イナゴは何気に勉強家でヤンスから、興味を持ったものに対してはすごい熱心に勉強しだすでヤンスよ』

「…分からない奴…」


ワイワイと賑わっているそりはやがて次のターゲットの家の上空まで来ていた。
トナカイに声を掛けられるとイナゴはまた指を鳴らして子どもの部屋に侵入する。

今度の子どもはレオが望んでいた熟睡している子どものようで、寝息が部屋中に満たされている。
その中を忍び足で進んで行き3人は子どもが寝ているベットにまで迫り寄ることに成功した。


「ねえ、この子どもは何が欲しいのか心を読み取れないの」


イナゴに向けられたレオの質問は素っ気なくイナゴに崩された。


「無理だ。寝ている者の心の声なんか聞き取ることができない。今回はこの靴下の中に入っている手紙を見て判断しよう」


そう言うイナゴの目は、ベット元に吊るされてある靴下を見ていた。
その靴下、プレゼントが入るようにと大きなつくりがしてある。そんな靴下の頭から見えるものは一切れの紙だ。

紙を掴んでからレオとタンポポのほうに顔を向けてイナゴは微笑む。


「クリスマスはこのように欲しい物を紙に書いて枕元に靴下を吊るしておくんだ。さて、この子は一体何が欲しいのかな」


一通り説明してからイナゴは紙に書かれているものを見た。
しかしイナゴはそのあと何も言わなくなってしまった。難しい顔をしてじっと紙と睨めっこしている。

突然何も言わずに紙と睨んでいるイナゴに不審を感じたタンポポはイナゴの肩に停まりにいき原因を探った。するとタンポポも絶句してしまった。


「………こんなのありえない………」


イナゴがポツリと呟いた。
タンポポが続ける。


『こんなの無理でヤンスよ。字を解読することが出来ないでヤンス』


何とこの紙に書かれている字は誰にも解読が出来ない字であったのだ。
イナゴとタンポポにも読むことができなかった字をレオが読み上げることが出来るはずがない。レオはこの場に身を止めることにした。

欲しいものが書かれている紙がこのような状態なのでサンタの3人は大いに困り果てた。


「この子は一体何が欲しいんだ?字を読むことが出来ないとは不覚だった…!」

『どうするでヤンスか?このまま諦めるのもさすがに子どもが可哀想でヤンス』

「どうにかして解読しろよ。お前エリートなんだろ」

「っ!エリートじゃない!オレは決してあんなもののエリートじゃない!」


イナゴは"エリート"と言う単語が好きではない。
向こうの世界、いや今ではこの世界か。イナゴの故郷であるこの世界でイナゴはエリート扱いされていたようで奴はそれを気に入っていなかったようだ。
どうして嫌なのかは分からないのだが。

そういうわけで、レオはイナゴを怒らせてしまった。
そのためイナゴは驚くべき行動に出る。


「分からないなら適当なもの詰め込んでやる!」


何とこいつはこの子どもが望んでいる物ではない物をあげようという行動に出たのだ。
突っ走るイナゴを止めようとするレオとタンポポであるが、彼はもう止められるような物体ではなくなっていた。

プレゼントが入っている白い袋をあさったイナゴはやがてあるものを引っ張り上げた。


「カジキマグロをぶっこんでやる!」

「やめろ!子どもが泣くだろ!って、本当にカジキマグロ丸々1匹なのか?!」


それはカジキマグロだった。ちなみにこのカジキマグロは本物であり、本日一本釣りで釣り上げた魚だという。
しかし子どもにとってはあまりにもグロテスクなものだ。
だからレオは懸命に止めるのだが今のイナゴは前に突進するのみ。

奴はやりやがった。プレゼントを入れてもらうために吊るされていた靴下の中にカジキマグロを突っ込みやがったのだ。


「わああ!靴下に顔を突っ込んでいるカジキマグロ始めて見たー!」

「よし、逃げるぞ」

『あんた最悪でヤンスね!?』


子どもから罪から現実から逃げるようにイナゴたちは早々と退散した。


。 。


無事、逃げることが出来た3人は再び夜の空を旅していた。
イナゴに散々文句を言ったレオはそろそろ話題を変えた。自分が先ほどから気にしていた疑問を話題へ。


「さっきの子ども、見るからに普通の人間じゃなかったね」


先ほど忍び込んだ部屋にいた哀れな子どもの姿を見納めておこうと思い寝顔を拝見していたレオ。
そのときに今までに見たことのない容姿を見てしまったのだ。

すると何気に全員が子どもの容姿を見ていたようで、イナゴが陽気に笑い上げ、タンポポが珍しいものじゃないでヤンスと言った。


『この世界は異世界でヤンス。現にアタイも悪魔でヤンスしイナゴも魔術師でヤンス。この世界ではああいう容姿の子も当たり前のように存在しているでヤンスよ』


笑いを空気に馴染ませていくイナゴとタンポポにレオが言い放つ。


「あの子の耳、長く尖っていたけど」

「様々な種族がいるでヤンスから珍しくはないでヤンス。あの子はきっと妖精さんでヤンス」

「……悪魔もいて魔術師もいて、妖精さんもいるのか…」


イナゴたちが前まで住んでいたこの異世界の異常さにレオはうなだれた。
しかめっ面になっている顔からは早く現実に戻りたいと訴えているようにも見える。
ようやく心が落ち着いたイナゴがレオの顔を窺いながら口を開いた。


「まだまだいるぞ。最初に会った召喚魔法を使っていたあの子どももある種族だ」

『お、何でそういいきれるでヤンスか?』

「魂の形が尋常ではなかったからな」


胸を張って言い切るイナゴはこの世界のことをよく知っているように物語る。
相手の心も読み取ることが出来、挙句の果てには魂の形も見ることが出来るのか。
こいつこそが"尋常でない"とレオは思った。

そりを引いていたトナカイがこちらを振り向いたことにより次の目的地に着いたことを察したイナゴは足元にある家に向けて指を鳴らして侵入に図った。


「今度こそは変なことするなよオレンジバカ」

「分かってるって。ってかさり気なくバカって言うなよ!」

『まあまあ、今度からさっさと仕事を片付けるでヤンスよ』


興奮するイナゴをタンポポが抑え、3人はまた抜き足差し足忍び足で子どもが寝ているベットまで忍び寄る。
今回の子どももベットの片隅に靴下を吊るしており、中には紙切れが一枚入っていた。
全員が一斉に紙を見ようとするのでイナゴが代表になって読み上げる。
すると3人全員が寝息を立ててて寝ている子どもに向けて同情の目を作った。


「……この子もいろいろと大変だったんだな…」

『可哀想な子でヤンス。世の中を恐れてたでヤンスかね?』

「イナゴ、叶えてやれよ。早く靴下の中に突っ込んでやれ。いや、履かせろ!」


レオに促されイナゴはプレゼントの袋からあるものを引っ張り上げる。
それからすぐに眠っている子どもの足にそれを突っ込んだのだった。


「…これで足が長く見れたらいいんだけど」


そう呟いてから3人はまたドロンと消えた。
布団の中で眠っている子どもは先ほどまでと違って足が長く見える気がする。
快適足長グッズという厚底靴を履いた子どもは寝返りを打ちながら幸せそうに微笑みをこぼしていた。


。 。 。


1人の少年を幸せにすることが出来たと無邪気に微笑みあっている3人は次なるターゲットを狙う。
レオは「短足で悩んでいる子どももいるのか」と同情の目を作り、背景と混ざって見えなくなりつつある短足な子どもの家へと向ける。


「イナゴ、あといくつの家を廻るの?」


子どもの家が完全に見えなくなったところでレオは体を向きなおして手前にいるイナゴに訊ねた。
イナゴは手元の子どもリストを眺めて、頷く。


「あと2人だ」

「あ、何だ。意外に少ないんだ」

『子どもは世界中にたくさんいるでヤンスからね。一つの地域に複数のサンタが廻っているでヤンスよ』


タンポポの補足にレオが感心しているとき、早速次のターゲットの家についた。
ささっと家の中に侵入すると幸運にもベットの周囲に足をつけていた。
これならば忍び足で進まなくてすむしすぐに仕事を済ませることが出来ると喜ぶレオであったが、イナゴがしかめっ面を作って辺りを見渡していた。


「おかしいな、靴下と欲しい物が書いてある紙がない」


え?と目を丸くするレオとタンポポ。
3人は物音を立てないようにそっと辺りをあさってみたりする。しかし靴下も紙も見当たらなかった。
もしかしたらこの子ども、置き忘れているのかもしれない。

困ったな、と思った刹那だった。
子どもが寝返りを大きく打ってから上半身を起こしたのだ。


「誰ぇ…?」

「『「……………っ!!」』」


目を擦りながら起きてきた子どもに対してイナゴたちは石像のように固まってしまった。目を見開き、口を半開きにして、先ほどのポーズのままで固まる。
やがて擦ったことにより目を覚ますことが出来た子どもが確実にこちらを凝視して問いかけてきた。


「…あ…あなたって…まさかサンタさん…?」









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